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2007年7月12日 (木)

「ぬれて」

梅雨らしくない日々が続けば、ご機嫌伺いのように雨が来る。

昼休み。

家に着くまでは小雨程度だったので、安心して自転車でひとっぱしり。やあ大丈夫だった?、と彼は笑う。窓にかかる雨を見ながら、ひどくぬれてるよ、と彼が私の頭にタオルを載せて、勢いよく動かし始める。柔らかな汗のにおい。昨日セミが鳴いていたよ、夏だね、と短く話した。盛りに向けて季節は走り出していた。彼のよく動く腕を見ながら、そこに光る産毛から目が離せない。体の内側に、なにかの力が蠢いている。

帰りはうって変わってドカチャカと叩きつけるような雨脚。やっぱり精子飲んで仕事だなんてフトドキな真似をしたからか、と雷神にお詫びする振りして、7月も半ばだった。仕事先までは、まだあとすこし、かかる。

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